これは私がアフィリエイトを始め半年たったときのこと。
毎日ブログ更新が日課になったものの、収入が稼げないことを辛いと感じていました。
これがまだ1か月くらならいいんですが、半年もの時間をかけたんです。
- 作業量が足りないのか?
- 文章力がないのか?
- 知識が足りないのか?
- アフィリエイトに向いてないのか?
こんなことばかり考えて作業を続けても、ネガティブな気持ちでしんどいのは当たり前です。
いつしかアフィリエイトで稼ぐことをあきらめるようになりました。
目次
半年やって「アフィリエイトは絶対に稼げない」と考えていた理由
半年も作業をやっていると、それなりに色んな知識がついてきます。それなりに時間を費やして努力しています。
それでも稼げなかったのは、やはり理由がありました。
アクセス数が増えても収入が増えない
アフィリエイトで稼ぐために、ブログへのアクセス数は大切です。
「たくさんの人に読んでもらった方が広告収入が稼ぎやすくなる」ことはサルでもわかりそうな理論ですが、なぜかアクセス数が増えても稼げませんでした。
私は「まだアクセス数が足りないんだ」と思い、ひたすら記事を量産してアクセス数を増やすことに努めました。
本やネット上に広がる数々のアクセスアップ法を勉強して、あの手この手でアクセスをかき集めました。それなのにアフィリエイト報酬が一向に発生しないんです。毎日ゼロのASP画面とにらめっこする日々でした。いつしかこれが苦痛に変わります。「これだけ頑張ったのに、もうこれ以上は無理だ・・・。」と絶望感に浸りました。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という言葉がありますが、私はこの考え方でアフィリエイトを始めました。SNSでもなんでもいいから、とにかくアクセスさえあればアフィリエイト収入が発生すると考えていたのです。
そんなとき、他のアフィリエイターが公開していた「ブログのアクセス数」と「アフィリエイト報酬」を見たとき衝撃を受けました。自分と同じくらいのアクセス数で数十万円を稼いでいたんです。
私がアクセス数を増やしても稼げなかった原因は記事の内容にありました。商品成約される記事を書くには、相当の信頼性がある記事を作らなければいけません。クオリティが低い記事にアクセスが集まったところで、その記事が信頼できなければ購入されることはありません。
300記事も書いたのに稼げなかった
私が作成したブログやサイト、少なくとも300記事は文章を書きました。これだけの更新をするのがどれだけ大変かブロガーさんならわかるでしょう。よくあるアフィリエイトの始め方を読むと、とにかく書くことが一番大事だと言われていました。まぁ、それも5年前なんでもはや古い考え方なんですが。
文字数はそんなに多くなかったのですが、とにかく「更新が命」だと妄信してひたすら文字を書きました。それなのに、これだけの記事を書いた報酬が1年間でわずか3万円だったのです。「書くだけではダメだ。でも今更どうすればいい?」気づいたころには心身共に疲れ果てて、やはり諦めるべきなのかと思いました。
薄い内容の300記事を書くくらなら、充実した内容で50記事を書いたブログの方がよっぽど価値が高いです。このことに早く気づけた人ほど、ブログで稼げるスピードは早くなるでしょう。
ブログでサイドバーにバナー貼っても全然収益化できなかった
ブログを閲覧していると、サイドバーにとにかくバナーを貼ってあるものが見受けられます。関連性が高いものならまだしも、ほとんど関係ない広告が掲載されています。今ならそれを見ると「たぶん、稼げていないんだろうなぁ」とわかっちゃいます。なぜなら、私もアフィリエイトを始めた当初は、同じだったからです。
アクセス数が多いサイトなら、バナーの広告がたくさんクリックされて、成果報酬が発生すると思ってました。だけど、どんなにアクセスが上がってもサイドバーで紹介している商品が成約されませんでした。
稼いでいるブロガーさんのサイトデザインを見るとわかるんですが、貼っているのは成果報酬型のASPのバナーではなく、アドセンスなどのクリック報酬型のバナーが多いようです。アドセンスの広告なら、読み手の嗜好に合わせた広告が掲載されるので、クリック率が高くなります。それにバナーからの成約は難しいと思うんですが、クリックする人ならたくさんいますよね。サイドバーに広告のバナーを貼らない代わり、サイドバーに読ませたい記事の画像リンクを設置するのも良いでしょう。
当時の私は「これだけ広告貼っているのにアフィリエイトで稼ぐのは無理だ」と考えてしまったんです。
サイドバーなどの広告はクリック型広告がおすすめです。ASPの広告は、しっかりとした説明ができる記事内でなければ成約されません。
匿名の「アフィリエイトやる奴はバカだ」のコメントに心をえぐられる
あまりにアフィリエイトで稼げないので、アフィリエイトについてネットサーフィンしてみました。当時にちゃんねるの書き込みを見ると、こんなコメントがありました。
アフィリエイトをやってる奴はバカだ
そこには、アフィリエイトを否定する書き込みがわんさか。この言葉、すごく胸に突き刺さる言葉でした。「そのバカって俺のことじゃん・・・。」
アフィリエイトは、続けていれば成果が出ると信じていました。今はアフィリエイト報酬が出なくても「いつかは報われる」そう思っていました。だけど、1年たっても成果が出ないと、さすがに「バカ」を否定することはできません。
稼ぎたいなら「成果を絶対に出してやる!」って気持ちが大事だといいます。残念ながら、アフィリエイトはそんなアホみたいな根性論で成果が出せません。
「アフィリエイトは楽に稼げそうだな」こんな軽い気持ちで始めた私は、バカを否定することができませんでした。
「バカなことはもう辞めてしまえ」と思えればいいんですが、長く続けるほどアフィリエイトを辞められない理由あります。それは、これまでに投資した時間です。宗教をやめられない人は「これまで信じてきた時間」を無駄にしたくない心理が働きます。
恋愛でも「これまで付き合ってきた時間」を無駄にしたくないから、失恋をあきらめきれない人も多いはず。アフィリエイトにもこういった「時間の心理」が働きます。これまでの膨大な「アフィリエイトにつぎ込んだ時間」を無駄にしたくないので、成果が出るまで続けるしかありません。続けることが正解になるかわからなくても。
人の意見に左右されない強い意志を持つことも、アフィリエイトで稼ぐために必要なメンタルです。人のことを否定しないと気が済まない、そんな人は一定数いるんですが相手にしてはいけません。
アフィリエイトの失敗は稼ぐための通過点
アフィリエイトをやって、成功まで1本道だった人なんていないと思います。すぐに報酬を稼げたという人もいますが、そんな人でもgoogleアルゴリズムの変化で検索順位を落とされたり、のちのち苦労することもあるでしょう。
アフィリエイトが失敗に終わってしまうかは自分次第です。本当の失敗はあきらめてやめてしまうことだと思います。その後も根気強くアフィリエイトを続けた私は、自分が書いていた記事が売れない作りだったことに気がつきます。
だけど、売れない記事を書き続けてきたことも、自分の糧となりました。なぜなら、これまで売れない100件以上の記事を書いたとしても、その経験から売れる1件の記事を書けるようになればOKなんです。
記事だけでなく、サイトにだって【稼げる・稼げない】がありました。10サイト以上作って、稼げるようになったのは3つだけでした。
失敗しながらもアフィリエイト作業を続けることにより、どんな記事なら売れるのか、どんなサイトが検索エンジンで評価されるのか、自分の経験をもとに判断できるようになりました。特にアフィリエイトにおいて、失敗と成功は紙一重かもしれません。